クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:宿泊
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
日本では日々文化的価値を持つ古民家が十分に活用されないまま老朽化し失われています。
本計画では、約100年前に建てられた熊本県阿蘇郡産山村の木造古民家を一棟貸しの宿泊施設「宿家(やどや)」として再生するプロジェクトです。
改修では古民家が持つ文化的価値を尊重し、度重なる増改築によって失われた本来の姿を取り戻すとともに、現代の宿泊施設として求められる快適性を付加します。既存の木造架構はそのまま保存、活用し、新たな構造材や床材には地元の小国杉を採用、土壁や漆喰、瓦といった伝統的素材を用いることで、日本家屋ならではの素朴な美しさを継承しながら、現代の知識や工法、ディテールを丁寧に重ねることを目指します。
基礎には日本の気候風土の中で長く受け継がれてきた石場建てをそのまま活かします。建物を地面から切り離すことで優れた排水性と床下換気を確保し、湿気を逃がすだけでなく、地震時には揺れを柔軟に受け流すこの伝統構法が本来備えている性能を尊重しています。度重なる熊本地震や豪雨にも耐えてきたことがその性能を自ら証明しています。日本家屋の課題である断熱性能については、北側の壁を厚くするとともに、建物全体を自然素材の断熱材で包み込み、年間を通して安定した室内環境を実現させます。
古民家は単に保存するだけではその価値を未来へ継承することはできません。地域の風土や素材、伝統技術を現代の暮らしへとつなぎ、新たな役割を与えることで初めて建築は再び時間を積み重ねていきます。
「宿家」は自然と共生しながら地域の文化を未来へ受け継ぐ新しい古民家再生のあり方を提案するプロジェクトです。
『宿屋』阿蘇産山邸
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:宿泊
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
日本では日々文化的価値を持つ古民家が十分に活用されないまま老朽化し失われています。
本計画では、約100年前に建てられた熊本県阿蘇郡産山村の木造古民家を一棟貸しの宿泊施設「宿家(やどや)」として再生するプロジェクトです。
改修では古民家が持つ文化的価値を尊重し、度重なる増改築によって失われた本来の姿を取り戻すとともに、現代の宿泊施設として求められる快適性を付加します。既存の木造架構はそのまま保存、活用し、新たな構造材や床材には地元の小国杉を採用、土壁や漆喰、瓦といった伝統的素材を用いることで、日本家屋ならではの素朴な美しさを継承しながら、現代の知識や工法、ディテールを丁寧に重ねることを目指します。
基礎には日本の気候風土の中で長く受け継がれてきた石場建てをそのまま活かします。建物を地面から切り離すことで優れた排水性と床下換気を確保し、湿気を逃がすだけでなく、地震時には揺れを柔軟に受け流すこの伝統構法が本来備えている性能を尊重しています。度重なる熊本地震や豪雨にも耐えてきたことがその性能を自ら証明しています。日本家屋の課題である断熱性能については、北側の壁を厚くするとともに、建物全体を自然素材の断熱材で包み込み、年間を通して安定した室内環境を実現させます。
古民家は単に保存するだけではその価値を未来へ継承することはできません。地域の風土や素材、伝統技術を現代の暮らしへとつなぎ、新たな役割を与えることで初めて建築は再び時間を積み重ねていきます。
「宿家」は自然と共生しながら地域の文化を未来へ受け継ぐ新しい古民家再生のあり方を提案するプロジェクトです。
『宿屋』阿蘇産山邸
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:別荘
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
本計画は、ベルリン郊外の住宅地に位置する、1930年代に建てられた住宅の増改築計画です。細長い敷地に建つ既存住宅に対し、樹齢100年を超える松の木をできる限り残しながら、家族のための居住空間を最大限に拡張することが求められました。
クライアントは、新旧のコントラストを明確に表現することを希望していたため、道路側に面した既存住宅は屋根形状を含めてほぼそのまま残し、増築部分には木造と藁断熱パネルを一体化したプレファブリック工法を採用しています。既存棟は周辺の建物と調和する塗り壁、増築棟は焼杉板張りとし、それぞれの時代性や構法の違いを素直に表現しました。
一方で、異なる素材でありながら、塗り壁と焼杉板張りの双方に垂直方向の表情を与えることで、ファサード全体に共通したリズムを生み出しています。また、既存棟と増築棟の屋根はともに亜鉛板で仕上げられ、異なる屋根形状を一つの素材で包み込むことで、一体感のあるシルエットを形成しています。さらに、建物全体を取り囲む連続した軒先が、麦わら帽子を被せるように既存棟と増築棟を結び付け、新旧が自然に調和した一つの住まいとしてまとめています。
この考え方は平面計画にも反映されており、開放的な回遊動線によって各空間が緩やかにつながっています。視線と動線は既存棟から増築棟、さらにその先の庭、そして背後の森へと連続し、建築とランドスケープが一体となった、奥行きのある空間体験を生み出しています。
ハウスK
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:別荘
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
本計画は、ベルリン郊外の住宅地に位置する、1930年代に建てられた住宅の増改築計画です。細長い敷地に建つ既存住宅に対し、樹齢100年を超える松の木をできる限り残しながら、家族のための居住空間を最大限に拡張することが求められました。
クライアントは、新旧のコントラストを明確に表現することを希望していたため、道路側に面した既存住宅は屋根形状を含めてほぼそのまま残し、増築部分には木造と藁断熱パネルを一体化したプレファブリック工法を採用しています。既存棟は周辺の建物と調和する塗り壁、増築棟は焼杉板張りとし、それぞれの時代性や構法の違いを素直に表現しました。
一方で、異なる素材でありながら、塗り壁と焼杉板張りの双方に垂直方向の表情を与えることで、ファサード全体に共通したリズムを生み出しています。また、既存棟と増築棟の屋根はともに亜鉛板で仕上げられ、異なる屋根形状を一つの素材で包み込むことで、一体感のあるシルエットを形成しています。さらに、建物全体を取り囲む連続した軒先が、麦わら帽子を被せるように既存棟と増築棟を結び付け、新旧が自然に調和した一つの住まいとしてまとめています。
この考え方は平面計画にも反映されており、開放的な回遊動線によって各空間が緩やかにつながっています。視線と動線は既存棟から増築棟、さらにその先の庭、そして背後の森へと連続し、建築とランドスケープが一体となった、奥行きのある空間体験を生み出しています。
スモールアパートメント E
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:オフィス/住宅
所在地:ベルリン、ドイツ
規模:63 m²
状況:進行中
クライアントからの要望は、約30㎡の小さな店舗を、自身の作業場兼プライベートな隠れ家としてリノベーションすることでした。空間は道路側と中庭側の二つの部屋で構成されており、地上階ならではの約4.5mの天井高が、このプロジェクトの大きな可能性となりました。
計画では、この高さを活かして新たな中間階を設け、限られた床面積を拡張しています。増設された床は既存の構造壁によって分節されますが、壁に開口部を設けるとともに前後の部屋どちらにも階段を配置することで、上下階だけでなく各空間が緩やかにつながり、一体的な空間となるように再構成しました。
さらに、道路側の部屋に備わる地下空間も計画に取り込み、地下・1階・中間階からなる三層が連続する空間構成を提案しています。限られた床面積の中で、縦方向への広がりと空間の連続性を最大限に引き出し、実際の面積以上の広がりを感じられる空間を目指しました。
スモールアパートメント ベルリン
プロジェクト一覧
2026年〜進行中:スモールアパートメント改修、ベルリン
2024年〜進行中:伝統家屋改修「YADOYA」、熊本県阿蘇郡産山村
2023年〜2026年:住宅K邸増改築、ベルリン(Zappe Architektenと共同)
2022年〜2025年:バルコニー増築、ベルリン
2020年:アパートメントE改修、ベルリン
コンペティション
2026年:Brücken Museum(ベルリン)増築・改修コンペ(アツキ・オカモトと共同)
2024年:Lünen特別支援学校新築コンペ(Zappe Architektenと共同)
2023年:Wissingen小学校コンペ(Zappe Architektenと共同)
Dipl.-Ing. 猪原拓人
2008年にベルリンへ移住し、2016年にUdK ベルリン芸術大学Diplom課程を卒業。
ドイツおよびキエフ、チューリヒで多様なプロジェクトに携わり、実務経験を重ねました。
2022年にベルリン建築家協会Architektenkammer Berlinの会員取得後、猪原拓人空間設計事務所を設立。
現在はベルリンを拠点に、日本とドイツを中心に建築・空間デザインのプロジェクトに取り組んでいます。
日本またはドイツでのプロジェクトのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。
info@iharatakuto.com
プロジェクトリスト