クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:別荘
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
本計画は、ベルリン郊外の住宅地に位置する、1930年代に建てられた住宅の増改築計画です。細長い敷地に建つ既存住宅に対し、樹齢100年を超える松の木をできる限り残しながら、家族のための居住空間を最大限に拡張することが求められました。
クライアントは、新旧のコントラストを明確に表現することを希望していたため、道路側に面した既存住宅は屋根形状を含めてほぼそのまま残し、増築部分には木造と藁断熱パネルを一体化したプレファブリック工法を採用しています。既存棟は周辺の建物と調和する塗り壁、増築棟は焼杉板張りとし、それぞれの時代性や構法の違いを素直に表現しました。
一方で、異なる素材でありながら、塗り壁と焼杉板張りの双方に垂直方向の表情を与えることで、ファサード全体に共通したリズムを生み出しています。また、既存棟と増築棟の屋根はともに亜鉛板で仕上げられ、異なる屋根形状を一つの素材で包み込むことで、一体感のあるシルエットを形成しています。さらに、建物全体を取り囲む連続した軒先が、麦わら帽子を被せるように既存棟と増築棟を結び付け、新旧が自然に調和した一つの住まいとしてまとめています。
この考え方は平面計画にも反映されており、開放的な回遊動線によって各空間が緩やかにつながっています。視線と動線は既存棟から増築棟、さらにその先の庭、そして背後の森へと連続し、建築とランドスケープが一体となった、奥行きのある空間体験を生み出しています。
スモールアパートメント E
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:別荘
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
本計画は、ベルリン郊外の住宅地に位置する、1930年代に建てられた住宅の増改築計画です。細長い敷地に建つ既存住宅に対し、樹齢100年を超える松の木をできる限り残しながら、家族のための居住空間を最大限に拡張することが求められました。
クライアントは、新旧のコントラストを明確に表現することを希望していたため、道路側に面した既存住宅は屋根形状を含めてほぼそのまま残し、増築部分には木造と藁断熱パネルを一体化したプレファブリック工法を採用しています。既存棟は周辺の建物と調和する塗り壁、増築棟は焼杉板張りとし、それぞれの時代性や構法の違いを素直に表現しました。
一方で、異なる素材でありながら、塗り壁と焼杉板張りの双方に垂直方向の表情を与えることで、ファサード全体に共通したリズムを生み出しています。また、既存棟と増築棟の屋根はともに亜鉛板で仕上げられ、異なる屋根形状を一つの素材で包み込むことで、一体感のあるシルエットを形成しています。さらに、建物全体を取り囲む連続した軒先が、麦わら帽子を被せるように既存棟と増築棟を結び付け、新旧が自然に調和した一つの住まいとしてまとめています。
この考え方は平面計画にも反映されており、開放的な回遊動線によって各空間が緩やかにつながっています。視線と動線は既存棟から増築棟、さらにその先の庭、そして背後の森へと連続し、建築とランドスケープが一体となった、奥行きのある空間体験を生み出しています。
House K
プロジェクト一覧
2026年〜進行中:小規模アパートメント改修、ベルリン
2024年〜進行中:伝統家屋改修「YADOYA」、日本・産山村阿蘇
2023年〜2026年:K邸増築、ベルリン(ツァッペ・アーキテクテンと共同)
2022年〜2025年:バルコニー増築、ベルリン
2020年:エーベルティ通りアパートメント改修、ベルリン
コンペティション
2026年:ブリュッケ美術館(ベルリン)増築・改修コンペ(アツキ・オカモト氏と共同)
2024年:リューネン特別支援学校新築コンペ(ツァッペ・アーキテクテンと共同)
2023年:ヴィッシンゲン小学校コンペ(ツァッペ・アーキテクテンと共同)
猪原拓人は日本生まれで、2008年よりベルリンを拠点に活動しています。ベルリン芸術大学(UdK Berlin)を卒業後、ドイツおよびキエフにて多様な実務経験を積みました。
2022年からは独立した建築家として自身の事務所「Ihara Takuto architekt」を設立し、ベルリン建築家協会(Architektenkammer Berlin)の会員でもあります。建築コンペティションにも継続的に参加しており、空間・コンテクスト・素材性の関係性を探求する、コンセプトに根ざした設計アプローチを追求しています。現在は、ベルリンでの戸建て住宅プロジェクトと、日本での古民家改修プロジェクトに取り組んでいます。
日本またはドイツでのプロジェクトにおいて私たちがお力になれることがございましたら、ぜひご連絡ください。
ご応募の際は、ポートフォリオを英語・ドイツ語・日本語のいずれかにて jobs@iharatakuto.com までお送りください。
プロフィール
クライアント:個人
設計:猪原拓人
用途:別荘
所在地:日本、阿蘇郡産山村
規模:149 m²
状況:進行中
元々の建物は、1930年代に細長い敷地に建てられた、寄棟屋根を持つ典型的なレンガ造りの住宅でした。クライアントの主な目標は、既存の庭を残しながら、家族のための居住空間を増やすことでした。
クライアントの要望に応え、新旧の明確なコントラストを生み出すため、既存建物には新たに漆喰仕上げのファサードを提案しました。新しい増築部分は木造構造とファサードを持ち、切妻屋根を採用しています。この新しい屋根の形状は、周囲の住宅群のシンプルな建築的ボリュームに自然に溶け込むよう選ばれました。
全体のデザインは、自然でシンプルな素材を優先し、特定のディテールを際立たせています。既存の住宅と新しい増築部分は共通の垂直構造要素を持ち、両者を視覚的につなぎ、ひとつのまとまりとして感じられるようにしています。この調和は、開放的で循環的な間取りにも反映されています。
宿屋熊本